ボルボAT修理

ボルボ6DCT

ボルボオートマオーバーホール

ボルボAT修理・デュアルクラッチ修理

今回はボルボのオートマオーパホールの作業を取り上げます。ボルボ6DCT(MPS6)のゲトラグ製のオートマです。
「オートマ性能低下」のサインが出るときリバースができなくなりドライバーにとって不安な状況となります。簡易的に修理も
できますが再発する可能性もあるためATのオーバーホールをお勧めします。このタイプはディーラー及びショップでは殆ど
修理できません。ゲトラグ製のATは修理さえすれば切れの良い変速を可能にしてくれます。是非、オーパホールをお勧めします。
弊社ではオーバーホール済みのATが何台かあり、入庫して頂ければ1−2日で完了します。ご遠方の方も観光を兼ねて修理に
来られる方が増えています。是非計画してください。それでは、下記にオーバーホール作業の写真掲載していきます。
沢山の写真になりますが、ごゆっくりご覧ください。



ATリビルト価格/クラッチO/H価格

修理依頼用紙

デフのサイドシールも忘れずに交換します。

この部品は後でも取り付け可能です。(忘れた場合)

ATリビルト品在庫あります。

MPS6

この作業を見ていただくと、小手先の修理では問題がなくならないことが分かると思います。

シフトフォークの作動不良、タービンスピードセンサーの信号不安定、インナー及びアウターストレーナーの

目ズマリによるOIL流動不良とそれに伴うAT内部の高温状態、メカトロの不良、デュアルクラッチの滑り又

焼き付きによるジャダ発生及び走行不良など故障は順次発生する可能性がかなりあり得ます。これは、

オーナー様にとっては悩むところとなります。弊社は故障が予見できる部位を念頭に入れ、前もってその

部位をメンテナンスすることにより、生じる故障を予防するためにこの方法を推奨しています。

費用も安価にできます。又保証もあります。是非お勧めします。


たとえ走行距離が少ない場合であっても異常が生じたら、速やかに修理することは費用を抑える点で得策と

なります。

ボルボのATのオーバーホールが完了しました。


修理車両が入庫したなら、1−2日で作業は完了


します。この方法での修理が最もベターなやり方です。

クラッチカバーをとりけます。これも結構な値段かします。

インナーシール、アウターシールを傷つけないように装着

します。

K1,K2のクラッチが組み込めました。クリアランスも正確

にだして組み込む必要があります。これができていないと

回転が非常に重くなり、ジャダが出ます。(クリアランスなし)

インナーストレーナーを取り付けます。

オイルポンプに取けてから組み込んでいきます。

後で取り付けられないことはないですが、スマートに

装着できません。

このようにシフトピストンを挿入します。

必ず専用OILを付けてから入れないと

底のシールが反り返りOILがリークします。

AT内部のストレーナーです。磁石にもスラッジがビッシリ

付いています。ろ紙も完全に目詰まりしています。

アウターストレーナー交換だけでは駄目です。

ボルボギヤ

ボルボオートマを分解します。MPS6

ギヤその他のパーツを取り分けます。

修理依頼用紙

ゲトラグ製6速DCTのリビルト品が完成しました。

ボルボAT

ボルボのオートマ修理を考えておられる方は下記までご連絡ください。

修理に関してご説明させていただきます。

デュアルクラッチの分解と組立に入ります。

デスクを交換前にOILにつけておくこと。

オイルをなじませないと摩擦材がそがれる場合が

あります。

シール等も交換します。オーリングは必ず要交換です。

ケースをこの状態で取り付けます。絶対にハンマーで

叩き込まないこと。何も緩衝していなければ手で

たたいていけば、奇麗に入ります。

ピストン

シフトフォークはスラッジがびっしりと付いています。

back

シフトの位置が判断できない状況です。


タービンスピードセンサーも新品交換します。


これはよく信号が不安定になり、変速不良を起こします。

株式会社カーサポートKAWASE TEL 0748-24-0089 AT担当迄

ボルボストレーナー
メカトロ

TCUを取付て完了です。

メカトロ
クラッチカバー
デュアルクラッチ
デュアルクラッチ
クラッチデスク
ゲトラグ製AT
ストレーナー

参考XC70

外付けのストレーナーの新旧です。

これは最低限の交換部品です。

手前の横長のシャフトは1と4シフトフォークを作動

させるリンクです。よく考えられています。

ギヤ群を取り付けていきます。最初にデフギヤを

取り付けておきます。この順番を忘れると大変です。

折角取り付けたギヤを又外すことになります。

シフトフォークを作動させるピストン

計9個あります。このピストンの弾力性が

なくなるとOILがリークします。つまり、フォークの

動きが悪くなり、シフトフォークの固着が生じます。

AT本体を洗浄ししてから塗装をします。

耐久性のある塗料を塗布します。

ATケース
ATケース
ゲトラグ製オートマ
ボルボAT
ピストン
ストレーナー
シフトフォーク

メカトロ本体のオーバーホールです。

すべてのソレノイドを新品に交換します。特に、圧縮

制御ソレノイド及びスプールバルブ、又そのガイドパイプ

を新品に交換します。