分解し組み立てます。スプールバルブがスムーズに
動くかどうかを必ず点検します。

ゴルフ５がＡＴ変速不良のために入庫しました。
症状の確認のため、試乗しましたが、変速に異常は
見られませんでした。念のため少し足を伸ばして試乗を
続け３０分ほど運転しました。・・・・信号停止し発進する
と１−２でショックが出ました。停車及び発進を繰り返し
１−２でショックが確実に出ています。この症状を言って
おられたのだなと確信しました。

このタイプは3層に分かれています。うっかり持ち上げると
部品が飛んでしまいます。部品は予備がありませんので
いつも慎重です。このタイプのばねは製作予定です。

バルブボデイのＡＴＦの通路です。

さあ、バルブボデイを取外します。その際、インプット＆
アウトプットセンサーも同時に点検します。共に5ＭΩです。
このセンサ不良も時々あります。これを点検しておかない
とこのセンサーが短絡した場合、又バルブボデイを取外す
必要が生じます。お客様にとっては2重の出費となります。

スラッジがびっしりとバルブボデイについています。

ゴルフ5のバルブボデイの脱着

導通してもソレノイドが作動しない場合があります。

←クリックでＶＷリストへジャンプします。

試乗しましたが、1−2速のショックは解消していました。
もしでれば調整します。（恐らく出ません）

今度はソレノイドバルブの分解及び点検です。
このソレノイドを分解し、対策品パーツに交換します。
この作業がはバルブボデイのＯ/Ｈが成功するか、
どうかを左右するメンテナンスです。

特殊工具を旋盤で作り、それを使用します。綺麗に
取外すことができます。

分解後、全てを組みつけて行きます。ガスケットも
傷が付かないように丁寧に組み付けます。
写真を見て分かるように、迷路にはスラッジがありません。

今回は、十分な試乗をしなければ、症状が出ないこと
が分かりました。１−２速の変速不良がすぐに出る場合
とそうでない場合があることをあらためて経験できました。

車両にバルブボデイを取り付けました。
この後、ＡＴＦを特殊アダプターを取り付けて充填します。
これがなければ、ＡＴＦは交換できません。

このＡＴＦは特に臭いがきつく、ドロドロとしています。
これでは迷路のような脈路をＡＴＦがスムーズに流れる
のは難しい状況になります。

ｂａｃｋ

弊社はＡＴの修理ができる整備工場です。あきらめる前に、ご一報ください。

株式会社　カーサポートＫＡＷＡＳＥ　　　ＴＥＬ　0748-24-0089

オイルはかなり汚れています。バルブボデイはかなり
スラッジが付いています。

ご安心ください！弊社が修理いたします。この点に関していつでもご相談に応じますので
どうぞご遠慮なくお問い合わせたください。

ゴルフ5のオートマの変速不良はこれからもかなりでることでしょう。デーラーではＡＴ乗せ替えで80万円
ほどかかると言われた方もおられます。もしその方法しかないのであれば、ユーザー様にとってはかなり
深刻な状況です。

バルブボデイのＯ/Ｈの完成です。
この状態で作動点検します。